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[19プラザ事業]異業種交流塾(周南会場)を開催しました。

2007年11月12日


 11月8日、周南会場「ホテルサンルート徳山」において、約60名の参加者のもとに“異業種交流塾”を開催しました。

 まずはじめに、山口大学地域共同研究開発センターの大高産学官連携コーディネーターを講師に招き「地域に拓かれた大学をめざして!〜山口大学の産学連携への取り組みについて〜」をテーマに、これからの山口大学は、産学官連携の重要性を説き、大学が蓄積し
ている知的資源を企業のために有効活用して新しい事業化を進めたり、企業が抱える問題点を共同研究により解決できる体制であることを説明・普及していくことで大学との連携を身近なものに感じてもらい、どんどん新しい研究開発等にチャレンジしてほしいと多くの共同研究事例を交えながら語られました。

 続いて、株式会社中野鉄工所の中野隆次社長を講師に招き、「町工場の底力!〜ない知恵も使えば出てくる!〜」をテーマに講演がありました。
 講演の中で中野社長は、自転車のハブという世界に特化し、取引先との関わり合いにおいて、試行錯誤の中幾多の研究開発を重ね、『エアハブ』を作り上げた。このエアハブも、パンク発生率増加や総期待や磨耗、さらには重いペダリングの解消により、ユーザーの経済性と快適性を向上させるために原因であるタイヤの空気圧の減少に着眼し、絶えず標準タイヤ空気圧を維持する機構として、画期的な研究開発として注目されている。
 これからの中小企業というものは、完成品のうごめく中で日夜戦っていかなくてはならない。もうこれ以上変えようがないと思えるものでも、一つ一つの機構や一つ一つの部品を深く掘り下げてみて、ユーザーの中に“安全”や“快適”というものを追求することにより、解決すると喜ばれる研究開発課題がまだまだあるんだということを心がけて頑張ってほしいと熱いメッセージを送らました。

セミナーに引き続き開催した異業種連携交流会では、講師を交え、参加企業同士及び支援機関との名刺交換・意見交換が行われ、会場内では新しい交流の輪を拡げることが出来ました。

株式会社中野鉄工所ホームページ



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(中野講師)


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(会場の様子)




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